グロム (航空機)
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グロム(ロシア語: Гром)は、ロシア連邦のクロンシュタットが開発した無人攻撃機。
概要
[編集]グロムは2021年の兵器展示会「Army-2021」で初公開され、クロンシュタットのブースで展示された。
グロムはステルス性を備えた無人航空機であり、ノズルの形状やエアインテークの形状がステルス性に配慮したものとなっている。また、胴体内に収納されるウェポンベイがあり、KAB-250、KAB-500、Kh-38空対地ミサイルなどさまざまな武装を搭載できる。これにより地上目標や沿岸目標の破壊、偵察などを任務とするとされる。
XQ-58やバラクーダに外見が類似しているが、関連性は不明。
グロムはロイヤルウィングマン[1]としての運用が視野に入れられており、有人機からの管制により攻撃などを行う事が可能とされている。また、グロム自身も「モルニヤ」と呼ばれる自爆ドローン10機を管制することが可能とされている。
仕様
[編集]- 全長:13.8m
- 全高:3.8m
- 翼幅:10m
- エンジン:AL-222-25ターボファンエンジン
- 最大離陸重量:7,000kg
- ペイロード:2,000kg
- 最大速度:1,000km/h
- 巡航速度:650-800km/h
- 最大飛行高度:12,000km
- 戦闘行動半径:700km
- ハードポイント:翼下に2箇所 機内に2箇所
- レーダー:ASEAレーダー
- 武装
出典
[編集]- ^ 有人機を補佐・護衛する無人航空機を意味する
外部リンク
[編集]- https://www.armyrecognition.com/army-2021_news_russia_online_show_daily_media_partner/army-2021_kronshtadt_showcases_grom_uav.amp.html
- Army 2021: Kronshtadt displays expanded range of weapons for Grom UAV
- Unmanned combat aerial vehicle “Grom”
- Kronstadt Company signs state contract for preliminary design of Grom UAV